綺麗な逆光写真の撮り方
![綺麗な逆光写真の撮り方](https://www.photostudio-l.jp/wp-content/uploads/2021/05/⓪メイン-scaled.jpg)
こんにちは!奈良県大和郡山市にあるフォトスタジオ「フォトスタジオエル」の林です。
本日は綺麗な逆光写真の撮り方についてご説明したいと思います。
「プロが綺麗に撮っている写真を撮ってみたい」
「逆光で撮ったら真っ暗になってしまう」
「そもそも逆光で綺麗に撮れるの?」
といったお言葉を聞くことがあります。
人物写真は逆光が基本! と言われるぐらい逆光写真は大切です。
太陽が眩しくて変な顔で写ってしまった。
こんな経験ないですか?
人物の顔が太陽側を向くことを順光と言います。
![](https://www.photostudio-l.jp/wp-content/uploads/2021/05/➀-1024x724.jpg)
逆光での写真なら眩しくもなく綺麗に撮影できます。
逆光での写真は定番のシルエットでの写真や、光が全体に回ってふわっとした写真などいろいろな写真が撮影できます。
このようにカメラの設定、向き次第でプロっぽく綺麗に撮ることが可能となります。
![](https://www.photostudio-l.jp/wp-content/uploads/2021/05/➁-1024x683.jpg)
「でも高いカメラじゃないと無理じゃないの?」との不安の言葉もありますが、
心配いりません!プロ用のカメラでなくても光さえ気を付ければ簡単に撮影できます。
逆光で簡単にきれいに撮るポイントを紹介します
1、陽が真上にある11~13時頃は避ける
太陽が真上の時に撮影すると人の顔の影が真下に落ちて写ってしまい、いい印象にはなりません。
ですので、撮影の時間帯はそれ以前か以降に撮影するといいでしょう。
なお季節によって変動はありますので、太陽の位置をみて撮影するようにしてください。
2、カメラの露出設定を確認
カメラの露出設定もしっかり確認していないと、アンダーになりすぎて黒つぶれしていたり逆にハイキーすぎて白飛びしたりします。
カメラについている露出補正の機能をしっかり使ってふわっとさせるか全体的に明るい写真にするか、シルエットにさせるかが決めれます。
3、絞りは開放で
絞りは開放で撮ると綺麗です。後ろがぼけて、ふわっとした写真になります。
絞り値を低くすればするほど、後ろがぼけるのでプロっぽい写真が撮れます。
逆光で人物撮影するときのカメラ設定
カメラの設定が、マニュアルじゃ難しいという方はカメラの設定に備わっている“絞り優先オート”を使いましょう。
絞り(F値)とは、簡単に説明しますと背景のボケ具合を設定する事です。
この値が大きければ大きいほど背景もくっきりでできます。
この値が小さければ小さいほど背景がぼけます。
絞りの数字はできるだけ小さくしましょう!
背景がボケているほうが人物が際立って、よりプロっぽい写真になります。
注意事項が絞り優先モードだとシャッタースピードがオートになりますので暗いところで撮影しているとぶれる可能性が出ます。
ですので、暗いところでの撮影ではISO感度は高めにしているほうが良いでしょう。
簡単にきれいに撮れるおすすめの時間帯
![](https://www.photostudio-l.jp/wp-content/uploads/2021/05/③-1024x683.jpg)
夕方がおすすめです。
空がオレンジ色に染まってからは光が拡散しているのでハイキー調のふわっとした写真もシルエット写真もより簡単に撮影できます。
![](https://www.photostudio-l.jp/wp-content/uploads/2021/05/④-1024x683.jpg)
このように、時間帯によっても撮影できるパターンが様々あります。
ぜひ、いろんな時間帯に撮影して試してみてきださい。
もうワンランクアップ撮影法
普通の逆光写真よりもさらに綺麗に撮りたい!
そう言う方はもうワンランクアップの方法を試してみましょう。
1,日中シンクロ
逆光写真で人物の顔は明るく出したいけど背景が真っ白にならないようにしたい
そんな方は“日中シンクロ”をやってみましょう。
やり方は、まず人物から逆光の位置にカメラを構えます。
カメラの設定が背景の明るさと適正にします。
カメラの内臓ストロボを強制発光にします。これで日中シンクロの完成です。
背景の空の色が出つつ、人物がちゃんと写るようになります。
この撮影方法を、日中シンクロと呼びます。
![](https://www.photostudio-l.jp/wp-content/uploads/2021/05/⑤-1024x724.jpg)
他にも内臓ストロボを使わずにクリップオンストロボを使って撮る方法もありますが、
それはまた別のブログでご紹介しますね。
2,レフ板を使って撮影
レフ板とは光を反射させる機材に当たります。白い板などがよくつかわれます。
太陽光を反射させ人の顔に当てることでより明るく撮影することが可能です。
白い板なんてないよって人は白いシャツなどでも大丈夫です。
ほかにもたくさんの撮影技術がありますが今回はここまでとさせていただきます。
少しの技術で写真は上手になる
いかがでしたでしょうか?
このブログを見て、もしかするとまだ専門用語などが多くて難しいなと思う人もいると思います。
そこは少し調べていただけるだけで簡単にわかりますのでご安心ください。
カメラについている説明書も普段読まない人は是非この機会に読んでみてください。
本当に少し理解するだけでぐんっと写真の腕は上がります。
最後にここだけは押さえておけば大丈夫というポイントです。
1、太陽が真上にある時ではなく傾いてきた時間帯で撮影する
2、状況に応じてカメラの露出補正を「プラス」「マイナス」にする
3、絞りは開放で
もう一つアドバイスですが、
目で見て綺麗だったら設定を間違えなければ絶対にきれいに写る
です。
せっかくの買ったカメラを設定が難しくてついつい放置しがちですが、簡単に撮影できちゃいますので今日から是非チャレンジしてくださいね。
またいろいろな情報を発信しますので、次回もまたお楽しみに!